『エルミタージュ美術館「ゴールドの間」「ダイヤモンドの間」』
エルミタージュ美術館の本館には特別な部屋が2つあります。どちらも入場制限(上限15人)があり、個人見学では自由に入れませんが、ガイド付きのツアーのみ入場が許されます。
「ゴールドの間」にはピョートル大帝が収集した遊牧民族スキタイの金製品が展示されています。シベリアにて、数キロ単位で大量に発掘されたものです。そのほかには、インド、イラン、中央アジア、中国などからロマノフ王朝に宛てて贈られた凝りに凝ったジュエリーや工芸品などの素晴らしいコレクションが納められています。
「ダイヤモンドの間」では、豪華なダイヤモンドだけでなく、トルコの王スルタンから贈られた馬具が目をひきます。特に、馬の背にかける鞍は、何千何万と言うダイヤモンドや宝石で飾られ絢爛豪華な装いです。他には、エカテリーナ2世にゆかりのあるタバコ入れや時計、飾り刀などが展示されています。ジュエリー・貴金属が好きな女性の皆さまには特におすすめです。
ツアーは各部屋ごとに1時間ずつ、ご希望にあわせて二部屋で2時間のツアーに組み合わせることもできます。常駐の学芸員が部屋の魅力を余すところなく説明してくれ、日本語ガイドが通訳します。
営業時間:月曜休館、火曜~日曜営業 毎日11:00―16:00まで
写真撮影不可